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その肩こり、原因は“肩”だけじゃない!? 知っておきたい本当の理由と解消のヒント

  • 執筆者の写真: ホリエ ストレッチ
    ホリエ ストレッチ
  • 8月9日
  • 読了時間: 4分

「肩が重い」「首がこって頭が痛い」「マッサージに行ってもすぐ戻る」そんなつらい肩こりに悩まされていませんか?


実は、肩こりの原因は単純に“肩だけ”の問題ではありません。生活習慣や姿勢、そして肩甲骨や首の構造そのものが大きく関係しているのです。


本記事では、肩こりが起こる本当の原因と、根本的な解消のヒントをご紹介します。



肩こりってどんな状態?

「肩こり」と一口に言っても、実際には

首から背中にかけて広範囲の筋肉が緊張し、硬くなる状態です。

人によっては、


  • 肩が重だるい

  • 首が張って頭痛やめまいがする

  • 目の奥が疲れる(眼精疲労)といった症状を感じることもあります。


慢性化すると、日常生活や仕事にも大きな支障をきたします。



肩こりを引き起こす6つの原因

① 前かがみ姿勢のクセ

スマホやパソコンの使用時間が長いと、自然と首が前に出る姿勢になります。この姿勢を長時間続けると、首・肩・背中の筋肉に負担が集中し、血流が悪化。筋肉の緊張→血行不良→コリの悪循環が始まります。


② ストレス

精神的な緊張も筋肉の緊張に直結します。ストレスによって無意識に肩がすくみ、首・肩まわりの筋肉が常に力んでしまうため、こりやすくなるのです。


③ 運動不足・座りっぱなし

筋肉は動かすことで血流が促進されます。しかし座りっぱなしの生活では筋肉が硬くなり、肩甲骨や背骨まわりが“動かないまま固まる”状態に


④ 寒さや服の重さ

冬になると肩まわりに重ね着が増えます。その重みや寒さによる緊張が筋肉をこわばらせ、肩こりがひどくなりやすくなります。


⑤ 首のカーブの崩れ(ストレートネック)

本来、首の骨(頸椎)はゆるやかな前カーブを描いています。しかし、スマホやPC作業で前傾姿勢を続けると、このカーブが失われて**ストレートネックや逆カーブ(後弯)**になり、首への負担が倍増します。


👉 首を30度前に傾けると、約18kg👉 60度傾けると、なんと27kg相当の負担が首にかかると言われています。


⑥ 鎖骨の位置と肩甲骨の連動

鎖骨は“胸の開き”を支える突っかい棒のような役割をしています。なで肩や鎖骨が水平に近い状態になると、鎖骨に連動する肩甲骨も下がり、首まわりの筋肉が常に引っ張られる状態に。これが肩こりの原因になります。



肩こり解消のカギは“肩甲骨”にあり!


多くの人が肩こりを感じたとき、「肩」や「首」ばかりを揉んだりストレッチしたりしますが、実はそれだけでは根本的な解消にはつながりません

肩こりの大きな原因となるのは、肩甲骨まわりの筋肉の硬さと動きの悪さです。



肩甲骨ってどうなってるの?

肩甲骨は背中側に浮かぶように存在し、肋骨の上を滑るように自由に動く構造です。しかし、前かがみ姿勢が続くとこの動きが失われ、外側に広がったまま固まってしまいます。


特に重要な2つの筋肉

  • 肩甲挙筋(けんこうきょきん):肩甲骨を引き上げる

  • 菱形筋(りょうけいきん):肩甲骨を内側に寄せる


これらは肩こりに深く関係しているにもかかわらず、深部にあるためマッサージでは届きにくい筋肉です。



肩こり解消におすすめのアプローチ


✅ 肩甲骨ストレッチを習慣に

肩甲骨の動きを引き出すストレッチや体操は、首・肩まわりの筋肉の緊張を緩め、血流を改善して根本から肩こりを解消してくれます。

おすすめは…

  • 肩甲骨を内側に寄せる「背中のしぼり動作」

  • 肘を大きく回す「肩甲骨まわし体操」

  • タオルを使って行う「胸を開くストレッチ」など


✅ 長時間の同じ姿勢を避ける

デスクワーク中は、1時間に1度は立ち上がって軽く肩回しや背伸びを。この“ちょっとした習慣”が、筋肉の緊張を防ぎます。


✅ 姿勢の見直し+枕や椅子の調整も◎

首のカーブや肩の位置に無理がないかチェック。スマホの位置や、仕事中のイス・モニターの高さなども、負担を減らすポイントになります。


まとめ:肩をもんでも解消しない“本当の原因”に目を向けて

肩こりの原因は、実は首・肩だけではありません。ストレス・姿勢・生活習慣・首の構造・肩甲骨の硬さ…さまざまな要因が複雑に絡み合って生じているのです。

だからこそ、対処法も「ただ揉む」だけでは不十分。肩甲骨を動かすこと・姿勢を見直すこと・筋肉をしなやかに保つことが、長引く肩こり解消のカギになります。


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